2010年12月30日木曜日

術後1ヶ月半

忘年会後、ずっと喉がいがいがして、咳が止まりません。。

だんだんエスカレートして、むせて話せないくらいひどい><

入院中や、退院後しゃべり始めたときも咳が出たので一色クリニックに電話で相談してみました。

でも先生曰く、『手術と咳は関係ないから、風邪薬や咳止めを飲んでください』とのことでした。。。

他の手術をした方のブログで咳が止まらないと読んだことがあったので、
手術の影響と思っていたのですが、違うんでしょうか。

声帯が広がったぶん、広がった箇所が敏感になってるとか考えられなくもないと思います。

でも今回は確かに風邪でした。

最初はむせ返るほどの咳。それから38度の熱とくしゃみと鼻水><;

こんな激しい風邪は久しぶりで、やっぱり家にばっか引きこもってるから抵抗力がなくなってるんでしょうか。。

それにしても咳風邪なんて珍しいので、やっぱ弱ってるところから来たのか。
それとも巷で咳風邪が流行ってるみたいなので、それにまんまと乗っかったのか。。

せっかく今まで喉をだいじにしてきたのに、かなり喉を酷使する咳風邪で台無しにしてしまいそうです。

咳のしすぎで腹筋が筋肉痛を起こしたのは初めてです・・・。

2010年12月23日木曜日

術後1ヶ月とちょっと。忘年会。

手術して初めて複数の人と話す。

地元の友達の忘年会で、女5人。

みんな手術のことは知ってる。

でもいつも話す家族と彼氏以外、まだ話してなかったから、かなり不安で。。

他のグループも交えた大人数で飲まへん?って話が
持ち上がったけど、さすがにムリと思って断ってしまいました。

なるべく静かな場所がいいので、個室の居酒屋にしてもらいました。

第一声を発するの、かなり緊張したけど、
みんな『全然ふつうやん!』っていってくれました!

まだ自分の中では今の声の出し方に慣れてなくって、ちょっとしんどい部分もあるけど、
むしろすごいスムーズで、今までより自然に聞こえるってゆってくれました♪

よかった!うれしかったな♪

でも調子に乗って二次会までいったのが悪かったのか、次の日ヒサンなことに・・・

忘年会の帰りくらいからちょっと声が嗄れてるなとは思ってたけど、

翌朝起きると声がガラガラに・・・★

手術後2〜3週間目のときに後戻りした感じです。。。

あとやたら咳が出るように・・・

やっぱ外に出ると予想以上に声を張ってるし、あと居酒屋のタバコの煙もよくないのかも。。。

2010年12月18日土曜日

術後1ヶ月

あの手術から1ヶ月が経ちました。

まだ声は落ち着かないというか、ふわふわした通らない声です。。

さいきん何人か、手術のことを話してない人と電話する機会がありましたが
特に何も声が違うとか小さいとかツッコまれることはありませんでした♪

もちろん声の詰まりや震えもありません。
電話でだから声質のちょっとした違いまでわからないだけかもしれませんが。。
外だともっと声がふわふわしてる気がするので、外で電話したらバレるかも?
直接会って話したら、やっぱり違いはわかるだろなと思います。

とこんな感じで、まだ声が違うことを気にしてしまってます。

でもだいぶ大きい声は出るようになってきたと思います。
声の出し方にも馴れてきました。

なので働くのはまだ先の予定です。。

今はのんびり、家でできる仕事をしたり、お菓子を焼いたり、
ネコと遊んだり、主婦したり。。。
年内はこんな感じで過ごそうと思います♪



ちなみに、ものを飲み込むときの違和感などはもう全くありません。

他の患者さんのブログを読んでいると、飲み込むときの違和感や
突っ張り感が消えないと書かれている方も多いみたいです。

私の場合は、もう全くありません。

傷はまだ目立ちますが、ちょっとネコに引っ掻かれた程度にまで落ち着いてきてるし、
気にして見ないときづかないくらいだと思います。

秋口に手術を受けたのは、術後傷口をストールやタートルネックで隠せるように
という意図もありました。

でも実際もう近所に買い物に行くときなんかは何も隠さないで出たりしてます。^^


傷口を触るとわかるのですが、傷の周りだけ固くなっています。

手術中なんとなく感覚でわかったのですが、たぶん皮膚や軟骨から筋肉を剥がしたりしています。
固まってるのは、それらが再生していってる影響だと思います。

固まったのがつっぱって感じたり、また飲み込むときに、傷跡の皮膚は、首の他の部分の皮膚に比べて筋肉にくっついて上下に大きく動くので、それで違和感を感じたりするのではないでしょうか。

その固くなっているところも、傷跡の両端から徐々に柔らかくなっていってる感じがします。

個人差はあると思いますが、手術を長年悩まれるようなら、
もしかしたら少しでも若い時期に受けておいた方が、
そういった傷の治りも早くて良いかもしれません。

ただもし若干の違和感が残ったとしても、私は手術を受けてよかったと感じてます♪

2010年12月11日土曜日

一色クリニックへ術後初診

退院して2週間とちょっと。

手術の日に先生が『退院して2週間したらきてください』と言ってたので、
一色クリニックに診察にいきました。

初診のときにした、筒をくわえて声を出す検査をしました。
それからまたノドにカメラを入れて声帯の確認。

一通り声を出して撮影後、術前のと比べてビフォーアフターしてくれます。笑

ただ、私はビフォーのとき調子が良かったのであまり声が悪くなく。

手術台で出した声が最悪だったので、それと比べられました。

それは声帯内部の画像ではないので、比べられず残念でした。

一色クリニックは静かなので、いつも声は出るから
最悪のときの声帯の映像は最後まで見ることはありませんでした。

声帯の前側(広げた方)が術前の画像にくらべて少し赤かったです。

術前の、一色クリニックで録ったちゃんと出てるときの
声をひさびさに聞いて、なつかしかった。

でもきょう録音した声を聞くと、
自分が思っていたほど変な声ではありませんでした。

確かに前とはちょっとだけ違うけど、自分に聞こえる声よりは、
前と近いようにも感じました。

自分が思うほど、気にすることないんだと思います。

『なんせ、詰まりはなくなってるんだから、成功だよ。』と先生。

もう大声じゃなかったら普通にしゃべってOKと言われました。

自然に大きな声も出せるようになるから、
出るようになるまでムリはしないようにと。

次の診断は年明けです。


ほんとに間違いなく詰まりはなくなったし、
この手術を先生が開拓してくれて、私は心底救われました。

とくに重度の人からしたら、先生は間違いなく神様だと思います。

でも、声が変わるのが本人にとって大問題なのも確かです。
私のような、症状が軽度だった人だけの意見かもしれません。

術前に、若干声が高くなるのは聞いてたし、
それも覚悟で手術を受けると決めました。

でも実際、今までと違う声を自分が発してることには、
想像以上に違和感がありました。

これは、なってみないとわかりません。

でもこれからもう再発することなく、楽に話せるようになるなら、
私は手術を受けてよかったと思います。

いまはまだ不自由ですが、
まだまだこれからです!

退院して2週間

手術してからはじめて彼氏と会いました。

家族以外の知り合いと、術後会うのは初めて。。。


ってゆっても彼氏とはほとんど毎日電話してるから、
どんな声になってるのか彼は知ってます。


でもこの声で話す私をじかに見て、どう思うんやろって緊張しました。。

同じ人なのに、次あったら声が変わってるって
聞いた人はどうゆう気持ちになるんやろって。

実際どう思ったのかは、怖くて聞いてないのでわかりません。笑

『やっぱちょっと声ちいさなったなー』とはゆわれました。

でもひさびさに遊んで、
ごはんのオーダーとかは言えるようになったし、
車で話すくらいなら支障はなくなったし、
ちょっとやけどづつよくなってます♪

変わらず優しい彼氏に会えて癒されました♪

なんせ遊んだのが久しぶりやったから体力が落ちてて、
帰ったら翌昼までグッスリでした♪笑

退院して1週間

日に日に調子が良くなってるのがわかる。

まだ高い声は変わらないけど、安定して出るようになってきた。

この頃くらいから彼氏とも毎日電話してる。

ちょっとづつ外にも出るようにした。

でも外で店員さんとかと話すと、家の中で話す以上に自分の声が変だと感じる。

家だと馴れて今の声になじんでるのか、外だと緊張して声がすこし違うのか、
うるさいところでだから声の出し方が違うのか・・・

わからないけど、外だとまだ声が全然違うと感じる。。

店員さんも、ちょっと『え?』ってかんじでこっちを見ます。。

ちょっとショック。。

どう聞こえてるのかな?

風邪だと思うのかな?

まぁまだノドの中は腫れてるんだと思います。

風邪でも声が変わるんだから、あれだけ切っていじってしたんだし当然のこと。

発声練習するわけにもいかないし

もどかしいけど、ただ回復を待つのみです。

退院して3日

だんだん、ヒソヒソ声からカゼのかすれた声みたいな声が出るよいになってきた。

なんか、うわずったみたいなちょっと高い声・・・

手術中に出た声とはまたちょっと違うような、その声がかすれたような声。

これから自分がどんな声になるのか気になる。。

声の出し方も今までとは違います。
これは体験しないとわからないし、最初はこんな不便な声帯
使いこなせるか気が遠くなりそうでしたが、これはすぐに馴れます。笑

ひさびさに彼氏に電話してみた。

家族以外としゃべるのは術後はじめて。。。

なんかちょっと声変わったー?っていわれた。

けどまぁ全然違う声ではないし誰の声かはわかるで〜笑
って言ってました。

ひさびさに変わらない彼の声を聞いて安心しました。。。

まだ術後10日ほどなので、10分くらいで切りました。

引きこもり生活は頭がぼーっとしてくるけど、
入院生活を思うと天国です!笑

個人的にもらってる仕事をしつつ、
毎日ネコと遊んで、お菓子つくって、テレビ見て。。

話せないことを言い訳にした、ニートライフの始まりです♪笑

2010年12月10日金曜日

退院

いよいよ退院の日!

はりきって荷造り。
ひさびさのパジャマじゃない服とヒールに
こんなにウキウキするなんて♪

この日は午前中に最後の検診があって、抜糸します。

いつもは2階の診察室やけど、この日は外来の方の診察室に行きます。

ずっと貼ってあったシリコンぽい透明のテープをはがされます。

抜糸は全く痛くなかったです。

ちょっと声を出してみてって言われます。

出しにくくってかすかやけど声が出ました。

どんな声質かもわからないくらいちっちゃい声です。。笑

OK、OK、ってかんじで最後にこれから当面気をつけることが書かれた紙をもらって
吸入をして、おわり。


最後に、薬剤師さんと会計氏さんがそれぞれきて、説明が終われば出てOKです!


母と弟が迎えにきてくれました♪

ナースステーションにご挨拶をして、会計をして、脱出!!

あいにくの雨やったけど、すごい晴れやかな気分でした♪♪

これから1ヶ月は、最低限はしゃべってもOKになります。
受け答えとか、家の中くらい静かな場所でのちょっとした会話とか。

ってゆっても1週間くらいはまともにしゃべれません。。


思えば、あんまり筆談はしませんでした。
ノート3ページくらいです。

病院では話す人もいないし、だいたいジェスチャーで通じるし、
ときどきもどかしいとヒソヒソ声でしゃべってしまっておこられたりしたけど、
わりと話さないでも生活できました。



帰りの車ではまだヒソヒソ声に時々カゼ声みたいな声が出る程度でした。

でもせっかくやからってことで、おいしいパスタを食べにつれてってもらいました♪

それからいろいろ寄り道して、夜9時頃帰宅。朝11時に病院出たのに。笑

でもほんと、やっと終わったーってゆう気持ちでいっぱいでした♪

これからまだ安静期間やけど、あとは声の回復を待つのみです♪

手術後4〜7日目

4日くらい経つと、普通にしてるときは気にならないくらい痛みは治まりました。

ごはんも完食できるようになりました。
ただ、やっぱり美味しくはないので、コンビニでふりかけを買いました。
ふりかけがこんなにごちそうに感じるとはでした。。。
朝ご飯はパンだろうがごはんだろうが牛乳がついてくるので、
カフェオレのもとも買いました。
洗面所の入って左のシンクに、熱湯が出る蛇口があります。
そこでコーヒーとか作れます。
トースターは朝ナースステーションの前に出てます。
あと私の入院してた3階にはなかったけど、2階には電子レンジもありました。

あと屋上に出られることがわかったので、
しょっちゅう出てベンチで寝っころがってました。
ほとんど人も来ないし、オススメ♪

それと、この頃くらいから咳がやたら出るようになりました。
喉が腫れてるからかなと思います。私だけかもしれませんが・・・
あまりつよくせきをすると痛むので、喉に何か残ってる感じで気持ち悪かったです。。

この頃くらいから、狭いカーテンの中が本当にイヤになってきて
気が滅入るし、仕事も手につかなくなて来ました。。。

看護婦さんに窓際に変えてほしいって言った(書いた)けど
この病室は回転が速いからムリって言われました。。
もっと長期の患者なら考えてくれるみたいです。

退院が待ち遠しくて、ほんまに家が恋しかった。。。

本気で入院が肌に合ってないんだと思います・・・。

とにかく外に出たくて、7日目に外出許可をもらって駅前に行きました。

許可申請書には、目的とかも書かないといけません。
気分転換てゆうのも気まずいのでDVDを借りにって書きました笑

この日は日曜日で、病院の無料バスがなかったので
歩いて駅までいきました。徒歩15分くらいです。

ツタヤでDVDを借りて、最後の夜はひとりDVD祭でした♪笑

手術後1〜3日目

次の日の朝。

のどがイタイ・・・

メニューがイケてなかったのも手伝って、食べませんでした。

歯磨き、顔を洗うのにも一苦労。。

首に包帯を巻いてるから濡らせないし、
首の傷口がさけそうなのでうがいも上を向いてできません。。。笑

ちょっとメールを返して、また寝ました。

10時頃、血圧を測りにきた看護士さんに、
このままでは昼ご飯も食べれないと思ったので薬をもらいました。

さすがに手術前の朝ご飯以降ろくに食べてなかったので腹ぺこ。。

クスリのおかげで半分くらいは食べれたと思います。

夜にはくすり無しでも半分くらいは食べれるようになってました♪

飲みこむとき、下を向いて飲み込むといいと思います。
飲み込むものが、喉の前側にを刺激しないように・・・

2日目、3日目くらいはまだ全部は食べれないので、
好きなものだけかいつまんで食べてたとおもいます。

もう薬は要りませんが、若干の痛みはあります。
まだ首をまわしたり上を向けません。
咳、くしゃみは命がけだと思います。。
(自己防衛が働くのか、不思議と出ませんでした・・・)

2日目に、やっとお風呂に入れました。
曜日が決まっているので、手術の日のタイミングによると思いますが
手術2〜4日後に入れます。
なかなか入れない場合は、身体を拭くタオルをもらうみたいです。
お風呂には入れるけどシャンプーは別で、係の方に洗ってもらうことになります。

小松病院はとにかくレトロなので、お風呂もシャンプー台も
不衛生感はないけど、はっきり言って古めかしい感じです。。
でもそんなことはどうでもいいくらい、
ひさびさに入れるお風呂は気持ちイイです!!

あと外出は、2日目か3日目にはコンビニくらいは行ってもOKです。

手術後

手術が終わって、ベッドに運ばれた。

これでもう1週間はしゃべれなくなった。。
筆談生活の始まりです。。

しばらくして先生がきて母と挨拶。
説明があると聞いてたけど、順調に終わりましたよくらいの感じですぐに帰られました。
退院して、2週間経ったらいちど一色クリニックにきてくださいと言われました。
(遠方の人は、1ヶ月後のみでいいみたいです。)


2時間くらいすると、喉が痛くなってきた。。

まだ術後の安静時間やったので、飲み薬は飲めず、座薬の鎮痛剤をもらいました。

すこしして晩ご飯の時間に。

もう飲食OKになりました。

きょうはお寿司で、周りの患者さんがおいしいおいしいってゆってる・・・

食べたいけど、さすがに喉が痛くて半貫しか食べれませんでした。

まだ麻酔か薬が効いてるタイミングなら食べれたと思います。

あまり聞いてない状態でごはんを飲み込んでしまったので、
刺激されて余計に痛くなってきた。。

また薬をもらって、しばらくすると治まってきたので、むりやり寝ました。笑

しばらくして母が帰るので目を覚まして、
メールをくれてた友達、彼氏に返信。。めっちゃありがとう。。。

就寝時間になって、また痛んできたので薬をおねだりしたけど
時間を空けなあかんからダメっていわれてしまいました。

どうしてもムリやったらあげるって言われたけど、
ガマンしてまたむりやり寝ました。。


※自分は痛がりなのでこんな感じですが、
普通の人はこんなに薬もいらないし痛くないみたいです。

ビビらせてしまったらゴメンなさい。。。

2010年12月1日水曜日

手術当日

朝7時。看護婦さんが隣のおばあちゃんを呼ぶ声で目が覚めた。

自分のところにも看護婦さんがきて、体調をきいたり、
体温・血圧・脈拍を測ってくれる。

すぐに朝ご飯が運ばれてきて、またテンションが下がる。。。
でもきょうは昼ご飯が食べれないので全部たべた。

また彼氏に電話した。こんな電話につきあってくれる優しい彼氏。。。
しばらく会えないし、日課の電話もできなくなるのに。
声も変わっちゃうみたいやし、次はいつ電話できるようになるかわからへんし、
さみしくって切りたくなかった。。


それから看護婦さんがきて、手術着をもらって、点滴の説明をしてくれた。

手術は2時から。12時から点滴。生まれてはじめて点滴。緊張。

1時になって母がきてくれた。
手術中待っててくれる。
それだけで、だいぶ心強い。

1時50分。手術前にもらうはずの精神安定剤がこないので看護婦さんに催促してみた。
確認するって言って戻ってきたら、手術ちょっと押してますっていわれた。先生遅刻?

看護婦さんに呼ばれた。
安定剤のおかげか、まだ落ち着いてる。
安定剤でふらつくことがあるそうで、車イスで移動します。

エレベーターで下りて、ドラマとかで見たことのある手術室のドアが開く。

ここで母とおわかれ。手術台に寝転ぶと、若い先生が話しかけてくれた。
何の話やったかは忘れた。ラジオが流れてた。一色先生も登場。

声を記録される。

緊張のせいか、声が詰まった。

症状が出てる時の方が手術しやすいって言われてたけど、
手術室は静だろうからたぶん症状は出ないと思ってた。

『この方がやりやすいよ』って言われた。

複雑やけどまぁよかった。

この声とも、お別れなんやね。


首をそらせた状態で下にタオルか何かをしいて、手術しやすいよう調節させる。

看護婦さんに首・顔・肩あたりまでを消毒される。
オレンジ色の液体を目の下まで塗られるのにかなり抵抗があった。。

沈着しませんように。手術室出る前に拭いてくれますように・・・

たっぷり塗られすぎて鼻の穴に入って気持ちワルイ。

それから顔を青い不織布シートで覆われる。逆Vの字に鼻口の部分があいてる。
めっちゃ滑稽な感じ。乙女心侵害。誰にも見られたくない。。。

すぐに手術が始まった。

局所麻酔が打たれる。ちょっとだけ痛い。。
喉あたりに、ツーって何かが走る感覚。切ったのかな??

『それでは、手術を始めます。』

なんか・・・いろんな感覚が・・・
グイグイッ
ゴリゴリッ
ジジジッ
ジョキジョキッ・・・

とちゅうで皮膚をフックで引っ張って固定されます。
(たぶん)

『痛いッ!!』って言うと麻酔を追加してくれます。
すると全然痛くありません。

しかし何回か『痛っ』ってゆうのが出てくると
だんだん怖くなってきて、涙が止まらなくって、身体がガクガク震えてきた。

手術にならないのか、先生の手が止まって、たぶん麻酔を追加されてる。。。

また作業が始まって、気が遠くなってくる・・・
どうやったら気絶できるか考えてた(笑)

若い先生は、めっちゃ優しい。
一色先生は、スパルタです(笑)

『触ってるだけや!こんなんで痛がってたら手術にならんよ!』
っておこられちゃいました。

だって怖いんやもん。。。

そのうち、たぶんブリッジを取り付ける軟骨あたりに到達した。

たぶん軟骨を切られてる。

『ここがこんな形状になってるんだねぇ』
『ここ薄いねー』
『ここすごく柔らかいですね!』

なになに?!ってなる。気になるけど、聞けない。。

『軽度やと思ってたけど、こりゃそうでもないかもしれんね』とも言ってた。

そんなこんなで『じゃあ、声出してみて』って言われた。

『こんにちわ』って言ってみる。

!?

なに今のん。
わけわからんところから声が出た。。


いつものやつ『薮の中からウサギがぴょこんと出てきました』


・・・めっちゃ軽く声が出るんですけど!!

例えるなら、いままでバイク乗ってて、
はじめて原チャに乗った時みたいな軽さ!

よくわからんかもしれんけど、めっちゃアクセル軽くて
軽くまわしただけで飛んでってしまうみたいな。

そんな感覚に似てました。

でもなんか、鼻にかかったような、今までよりも甲高い声。。。

『こんな声になるんですか?!』って思わず聞いてしまった。

先生は、出るんやしいいやん。そんな変わらんって。
それより詰まりは無いんやろ?って感じでした。。

ちょっと高くなるとは聞いてたけど、ここまでとはって感じで軽くショックでした。
(後々知った話、ある程度地声にもどります)


感覚的にも鼻から声がでてるみたい。
今まで出だしが詰まってた分、出だしが軽すぎてコントロールしづらい。。
やけどなんとか普通に聞こえる程度に話せてる。


『2ミリか3ミリやけど、2ミリやとまた詰まる可能性があるしやめといた方がいい。
2ミリはよっぽど軽度の人や。3ミリが妥当やろ』

うむを言わさぬ感じでした。。

一回これで固定してみるねって言われたまま、なぜかそのまま縫合されました。
でもあまりの怖さにもういいやって思って何も言いませんでした。
一生を決めることやのにね・・・笑
むしろ縫合だけでも全身麻酔かけてくれって感じでした。

わからへんから、先生を信じるしかありません。

もう二度と手術はイヤや。めっちゃ怖かった。。

入院初日

産まれて初めての入院。

ラッキーなことに、人づてに個人的に仕事の依頼を受けていたので
静かな病院で落ち着いて作業できるしちょうどいいやと思ってました。

それでも、一日中家にいる事ができない性格の私がちゃんとやっていけるか不安でした。

弟と母が車で送ってくれたので、朝マックをたべながら行きました。
しばらく1週間病院食やから、さいごに。

チェックイン(?)は11時やから
着いたら1時間でお昼ゴハンのじかんでした!朝マックを後悔。。

しかし、おなかがいっぱいなのが手伝ってか、
病院食を見たとたん食欲が失せてしまった。

やっぱりあんまりおいしいものではない。。。
3日くらいしたらだいぶなれたけど、熱々のごはんがずっと恋しかったです。

それから、病室じたいあんまり見たこともなかったから、
病室の静かさとか、みんなカーテンをビッチリ閉めてることとか、
ベッドの狭さとかにいちいちショックを受けてた。笑

ベッドがきしむ音にも気を使うくらいの静かさに、そわそわ。
いつ着替えたらいいんやろ。ケータイ使ってもいいんかな??そわそわ。。

看護婦さんが血圧計りに来たり、薬剤師さんがきたり、
掃除のおばちゃんがゴミ箱掃除にきたり、お茶を配るおばちゃんがきたり。

向かいのベッドのおばあちゃんが挨拶にきてくれた。
よくわからずに配ろうと思って買ってきたもち吉のおかきを渡すと、
こんなんしなくっていいのよ。笑 って教えてくれた。。

とりあえず仕事しようと思ってイーモバイルを接続した。

やっぱり落ち着かなくて病院をぬけだして、
横のコンビ二の駐車場で彼氏に電話したりしてた。

なんやかんやですぐ夕ご飯。
やっぱりおいしくない。。
入院生活の数少ない楽しみのはずの食事が、希望を絶たれて絶望してた。。

また彼氏に電話した。しばらくしゃべれなくなるから、いっぱい話した。
頑張れって言ってくれる声とか、録音してやろうかって思うほど不安やった。

明日は手術。慣れない病室の初夜。。6人部屋なので、いびきの合唱・・・

ちなみに1日目は寝付けない人が多いみたいで、睡眠導入剤をもらいます。

11時くらいには寝れました。

手術を受けるまで。9

手術を受ける2〜3週間前に、入院する小松クリニックに
入院前の検診に行かなくてはなりません。

それと、手術に使うチタンは、チタン代を振り込んで郵送してもらうかたちになります。

2万〜3万円位だったと思います。

身体の中に入れるものが郵便物として送られてくるのは変な感じでした。。
チタンブリッヂは保険がきかないそうなので、そういう扱いなんだと思います。

入院時に持っていって、手術の寸前に看護婦さんに手渡します。
そして身体に入れる前に消毒されるそうです。

送られてくるチタンは1セット(2本)なのに、
身体に入れるチタンのサイズが選べるので
おそらく形式的に『患者の持ち込み』というスタンスが必要なんでしょうか。